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「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た!

バブルでGo!の公開に合わせた「気まぐれコンセプト クロニクル」の隣に陳列してあった、このホイチョイの本はおもしろかった。プロジェクトX的な語り口で、堀貞一郎と小谷正一のふたりに焦点を当てて日本のディズニーランド誘致について、さらっとまとめてある。 そもそも日本のディズニーランド誘致の経緯は、知らないことばかりだったので「へぇ〜」と読めた。特に二人のキャラが活き活きしてHackしているなぁ、と。今のファミリーレストランなど、70年代から80年代の移り変わりにディズニーランドが大きく影響及ぼしたのかな、と、そこらへんの機微が当時まだ生まれてなかったのでよくわからないけど窺い知れる感じだった。

つまみぐい文学食堂

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英米文学を専門にしている柴田元幸氏が、彼の守備範囲にある小説の中に出てくる「食」のシーンに焦点をあてて雑誌に連載されていたものをまとめた本。 この「つまみぐい文学食堂」で題材に扱った小説を読んでない僕のような人でも、取りあげられる食べ物のイメージが浮かんでくるのでネタを知らなくても十分に楽しめる。もちろんネタを知っていた方がより風味を感じるだろうけど。「食」のシーンといえば映画のそれも印象深いものだし、そちらを扱った本もどこかにあるんだろうね。 で、この本の装幀は作者と編集者とデザイナーが阿吽の呼吸のようでいい感じだ。背表紙が柔らかくて片手でパラパラとめくれるサイズにレイアウトされているあたりがGood。カバーを外すと表紙には"Literay Restaurant"と裏には"Bless you all,reader!"とちゃんと芸が細かいというか、気を使っているあたりもGood。 著:柴田 元幸 出版社:角川書店 定価:1470円(税込み) つまみぐい文学食堂 livedoor BOOKSで購入 書評データ