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考える人 2008年春号

村上春樹による新訳だったり河出の世界文学全集をみるに、音楽での90年代の渋谷系周辺とカフェブームによるタワレコ発の旧作の定盤再発ブームのような見直しが、文学の方面でも最近大きな流れとして起きているようだね。で、 考える人 の2008年春号の特集は海外の長編小説ベスト100と題して、僕のような海外の小説をスルーして読んでなかった人にはもってこいのようなナビゲートとして使える一冊に仕上がっている。 考える人は毎回読み応えのあるボリュームに仕上がっているのは、週間月刊誌ではなく季刊誌だからか、それともUNIQLOの企業メセナ系雑誌のゆとりからなのか、と、ちょうど 文化系トークラジオ Life で雑誌を特集に喋っているのを聴きながら、この雑誌を読んでいたけど、新潮社はガルシアマルケスに続いてトマス・ピンチョンを新訳で来年だすようだね。これは楽しみ。